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よりよい小動物医療環境の創成をめざす臨床情報誌【インフォベッツ】(infoVets)

よりよい小動物医療環境の創成をめざす臨床情報誌【インフォベッツ】をご紹介致します。

2013.05.15 発行

【インフォベッツ】163号

<特集>インターフェロンを再考する

約60年前、日本人によって、ウイルス感染を抑制する生体内物質として見出された、インターフェロン(Interferon:IFN)。IFNは病原体(とくにウイルス)や腫瘍細胞などの異物の侵入に対して動物体内のさまざまな細胞が分泌する糖蛋白質であり、ウイルス増殖の阻止や細胞増殖の抑制、免疫系および炎症の調節などの働きをするサイトカインの一種であることが明らかにされている。本特集では、IFNの薬理、これまでに猫のウイルス病に応用されたIFN療法に関するレポートのミニレビュー、抗腫瘍免疫反応を著しく増強する樹状細胞(DC)とIFN-γを併用した犬腫瘍に対する治療効果、猫の鼻炎症状に対するIFNについて、犬アトピー性皮膚炎に対する組換え型犬インターフェロン-γ療法、耳血腫を有する犬の症例に対するIFNの局所注入による治療の概要について紹介する。

  • ▼インターフェロンの薬理…浅井史敏
  • ▼[Mini review]猫のウイルス病とインターフェロン療法…望月雅美
  • ▼樹状細胞とインターフェロン-γを併用した犬の腫瘍に対する治療効果…杉浦喜久弥
  • ▼鼻炎症状を呈する猫に対するインターフェロン療法の有効性…才田祐人、髙島一昭、小笠原淳子、水谷雄一郎、和田優子、塚田悠貴、廣瀬 快、黒川温菜、山根 剛、井上春奈、佐川涼子、宮嵜大樹、丹野翔伍、三木無量、小西 翔、山根義久
  • ▼犬アトピー性皮膚炎に対する組換え型犬インターフェロン-γ療法…安川邦美
  • ▼インターフェロンの局所注入により治療した耳血腫症例…塚田悠貴、髙島一昭、小笠原淳子、水谷雄一郎、才田祐人、和田優子、廣瀬 快、黒川温菜、山根 剛、井上春奈、佐川涼子、宮嵜大樹、丹野翔伍、三木無量、小西 翔、山根義久

猫の急性痛管理における臨床的評価に関する基礎的研究

  • ▼Part1 去勢手術および卵巣子宮全摘出術後の疼痛指標…佐野忠士、手島健次、山谷吉樹、成田直樹、小島健太郎、平林弘行、亘 敏広、津曲茂久
  • ▼Part2 臨床例におけるNSAIDs の血漿中濃度の推移…佐野忠士、手島健次、山谷吉樹、亘 敏広、津曲茂久

連載

  • ▼犬・猫の腎泌尿器疾患 臨床ノート③尿路確保のすぐれもの…桑原康人
  • ▼麻酔/疼痛コントロール RGU-VTH麻酔科Case Report㊴眼科手術の麻酔管理④両眼に眼瞼内反矯正術を実施した猫における麻酔管理の1例…山下和人
  • ▼獣医外科学 整形外科の基礎と臨床49もっとも起きてほしくない整形外科手術の合併症:骨髄炎…奥村正裕・青木由徳
  • ▼犬・猫の呼吸器科 第18回 上気道閉塞性疾患⑭ 咽頭腫瘤性病変…城下幸仁
  • ▼海外の小動物獣医師事情 from USA 2012年の米国におけるノミ・マダニ駆除薬および犬糸状虫症予防薬市場 ①…秦 敦朗

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