豚（養豚）・馬・小動物の専門情報誌のバックナンバーを掲載【マガジン】

【インフォベッツ】153号

＜特集＞蛋白尿の診断と評価

尿蛋白は、腎疾患の発症、進展などに関する、簡便で重要な臨床的指標となりうるものと考えられており、近年、犬、猫でも24時間の尿蛋白排泄量と尿蛋白／尿クレアチニン比（UPC）に高い相関関係があることがわかり、UPCを24時間の尿蛋白排泄量の代わりに測定することによって、犬、猫のCRFにおいても蛋白尿の測定意義が明らかになってきている。本特集では、蛋白尿の出現機序の概説や、その組成の変化と診断的意義、さらに昨年より測定が可能になった、犬および猫にそれぞれ特異的な尿アルブミン／尿クレアチニン比（UAC）の利用法についても紹介する。

• ▼尿蛋白の種類とその臨床的意義…星 史雄
• ▼蛋白尿の評価と尿アルブミン／尿クレアチニン比…桑原康人
• ▼抗犬および抗猫アルブミン抗体を用いた尿中微量アルブミンの測定…早川典之

新連載

• ▼失敗しないデジタルクリニックの作り方　最低限知っておきたい知識１　IP アドレス…内田慎一郎

TOPICS

• ▼獣医療メモ帳「VetNote」への共有写真館とFacebook の導入…二本松昭宏

連載

• ▼眼科臨床病理ケースレポート 7　重度の角膜固有質の傷害を伴う慢性角膜炎の犬の1例…清水悌二、印牧信行、中野康弘、楢崎陽香、南 毅生
• ▼獣医外科学　整形外科の基礎と臨床Vol.42　小型犬の膝蓋高位症（Patella alta）の臨床的な意義…奥村正裕、梅田 亮
• ▼犬・猫の呼吸器科　第8回　上気道閉塞性疾患　4 鼻腔の腫瘍…城下幸仁
• ▼麻酔/ 疼痛コントロール　RGH-VTH 麻酔科　Case Report 29　ハイリスク症例の麻酔管理4：胆石による総胆管閉塞に起因した胆汁性腹膜炎に対する胆管整復術後の術後4日目に胆管ドレナージの再手術を実施した犬の麻酔管理の1例…山下和人
• ▼泌尿器系疾患を新たな視点で　最終回　難治性膀胱炎－医原性を防ぐために－…鯉江 洋
• ▼海外の小動物獣医師事情 from USA
  2010年の米国におけるノミ・ダニ駆除剤および犬糸状虫症予防薬市場・１…秦 敦朗

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