PIG EXPRESS 7月5週号 Vol.634 7月26日（火）
格付規格「改正案」は事実上の白紙撤回？
～生産者の猛反発受け無期限の「一時保留」～
農水省畜産部食肉鶏卵課の富田育稔食肉需給対策室長は7月26日、(社)日本食肉格付協会がとりまとめた豚枝肉取引規格の『改正案』について、「今回の改正案は一時保留とする。生産者からの反対が根強く、このまま議論しても平行線をたどるだけなので、冷却期間をおく」と述べ、農水省として改正案の導入に向けての動きを棚上げする考えを示した。「一時保留」の意味については、「輸入豚肉の攻勢など、時代が変わったときにまた検討することがあり得るかもしれない。生産者から反対の声が強かったことについては、よほどのことだと受け止めている」としながらも、“一時”の期間・時期については「今の段階で明言することはできない」とした。ＪＰＰＡも既に同様の回答を得ており、「事実上の白紙撤回」と受け止めている。
◎ＪＰＰＡ流通・消費部会 松村昌雄理事のコメント