PIG EXPRESS 10月1週号 Vol.666 10月4日（木）
ナリタフーズで最高裁､異議申立ても棄却
～豚肉差額関税制度の違反主張退け有罪確定～
最高裁判所は9月4日、ナリタフーズ(株)による豚肉差額関税制度をめぐる脱税事件で、被告弁護側の上告を棄却した。被告らは、東京高裁の二審判決(2010年8月30日)を不服とし、豚肉差額関税制度の違憲性を最高裁で争おうとしていた。被告弁護人は最高裁の判断に異議を申し立てたが、これも9月20日に棄却の決定がなされた。約59億円という巨額脱税事件は2008年5月の初公判から4年4ヶ月を費やして、田邉正明被告に対する懲役2年4ヶ月と罰金1500万円、被告会社に対する罰金2億5000万円を言い渡した千葉地裁の判決が確定した。
被告会社の罰金は2.5億円､脱税59億円は？
～納税義務負う“真の輸入者”が誰か問い続け～
弁護人は別の裁判で違憲性訴える考え表明
～差額関税問題で“考える会”200人集め説明～