<特集>豚肉の“生食禁止”で考える農場のリスク管理
農水省は2015年6月12日付で豚肉等の生食を法律により禁止した。元々「豚肉は加熱して食べる」ことが人間の経験に基づく食卓の鉄則として浸透していたはずだが牛レバーの生食を禁止したことで「法で禁止されていない豚レバーがある!」と代替需要が生じる事態になってしまった。
加熱が徹底されていれば食のリスクは回避できるが生きた豚と接する農場関係者にはまた別のリスク管理が必要である。各農場の衛生対策について普段とは異なる観点から見直す材料にしていただきたい。