<特集>猫の運動器疾患-QOLを高めるアプローチ-
飼育環境の変化により猫の寿命が延伸したことや、CT・MRIなどの検査機器が普及し一般的に用いられるようになったことで、これまで少ないと思われていた猫の運動器疾患がクローズアップされてきています。犬と飼育頭数が逆転し、猫ブームが続くなか、今後さらに猫の運動器の診察機会は増加するものと思われます。 今回は、おもな運動器疾患である「変性性関節症」、「前十字靱帯損傷」、「膝蓋骨内方脱臼」、「椎間板ヘルニア」、「馬尾症候群」、「股関節形成不全」に関して診断・治療法などをまとめていただいたほか、遺伝病である「スコティッシュ・フォールドの骨軟骨形成不全症」についてもご執筆いただきました。猫の運動器疾患の最新情報を網羅した1冊となっています。