猫に関する専門情報誌のバックナンバーを掲載【マガジン】

猫の臨床専門誌 [フェーリス] Vol.13Ａ4判、160ページ

特集関連動画／馬尾症候群（変性性腰仙椎狭窄症）

Felis13号特集、高橋文孝先生、山口伸也先生ご執筆『馬尾症候群〔変性性腰仙椎狭窄症（DLSS）〕』の症例の猫の術前・術後の検査（歩様検査、神経学的検査）の動画です。

本誌では、馬尾症候群、そのおもな原因疾患である変性性要仙椎狭窄症について、その病態と診断、治療について詳説しています。

動画タイトルをクリックすると、Youtubeへジャンプします。

　■動画1　DLSSの猫の術前の歩様検査

症例は、エキゾチック・ショートヘアー（去勢雄、13歳3カ月齢）で、数週間前からの両後肢のふらつきが、内科療法にて改善がないとの主訴で来院した

　■動画2　DLSSの猫の術前の神経学的検査

両後肢の固有位置受容感覚は遅延しており、ロードーシス試験は陽性であった

　■動画3　DLSSの猫の術後の神経学的検査

両後肢の固有位置受容感覚は正常にまで改善し、術前にみられた腰仙部の圧痛は認められない

　■動画4　DLSSの猫の術後の歩様動画

動画1の症例の術後1カ月での自宅での歩様の様子。術前に認められていた両後肢のふらつきは改善し、ベッドにもジャンプできるようになったとのことであった

＜特集＞猫の運動器疾患－QOLを高めるアプローチ－

飼育環境の変化により猫の寿命が延伸したことや、CT・MRIなどの検査機器が普及し一般的に用いられるようになったことで、これまで少ないと思われていた猫の運動器疾患がクローズアップされてきています。犬と飼育頭数が逆転し、猫ブームが続くなか、今後さらに猫の運動器の診察機会は増加するものと思われます。 今回は、おもな運動器疾患である「変性性関節症」、「前十字靱帯損傷」、「膝蓋骨内方脱臼」、「椎間板ヘルニア」、「馬尾症候群」、「股関節形成不全」に関して診断・治療法などをまとめていただいたほか、遺伝病である「スコティッシュ・フォールドの骨軟骨形成不全症」についてもご執筆いただきました。猫の運動器疾患の最新情報を網羅した1冊となっています。

• ▼変形性関節症…枝村一弥
• ▼前十字靭帯損傷…枝村一弥
• ▼椎間板ヘルニア…田中 宏
• ▼膝蓋骨内方脱臼…小林 聡
• ▼馬尾症候群…高橋文孝、山口伸也
• ▼股関節形成不全…森 淳和
• ▼スコティッシュ・フォールドの骨軟骨形成不全症…鷹栖雅峰
• ▼犬とは違う 猫の体の仕組みと特有の疾患　運動器編…枝村一弥

＜ガイドライン＞

• ▼猫におけるNSAIDの長期使用に関するISFM‐AAFPコンセンサス・ガイドライン…監訳：住吉義和、竹村直行

＜第2特集＞飼育頭数逆転！　CFCを経営と行動診療から再考する

• ▼経営の観点からCFCを再考する…氏政雄揮
• ▼猫と飼い主とのファーストコンタクトを成功させる…白井春佳
• ▼CFCインタビュー　猫のためにつくりこまれた医療環境
  　猫専門病院　Tokyo Cat Specialists…対談　東山　哲×山本宗伸

＜単報＞

• ▼猫に特異な内科疾患－これであなたも猫博士－…藤原亜紀
• ▼吐出を呈した重度食道拡張症の猫の1例…鈴木亮平
• ▼高齢期の猫の食事管理－運動機能と腎臓病の観点から－…坂根　弘

＜海外レポート＞

• ▼ぢょにー、デンバーでもニャ～!!　
  　AAFP Conference 2017 in Denver 猫の感染症学と小児科学…難波信一

＜連載＞

• ▼文献紹介　猫のくすり（10）…林　俊克
  　・魚油、ビタミンB、抗酸化剤、アルギニンを添加したフードによる中、高齢猫の認知機能促進
  　・キャットフードに含まれるナトリウム
  　・猫のヘルペスウイルス１感染に対するリジンのフード添加は予防、治療効果がない：体系的総説
• ▼数字でみると一目瞭然。意外と知らない猫統計…兵藤未來
  　Vol.1 猫がかかりやすい病気　　Vol.2 nekokusei（ねこくせい）調査
  　Vol.1：猫の請求理由 TOP30、猫の入院理由TOP15、猫の手術理由TOP15
  　Vol.2：猫のお迎え先、病院選びのポイント、かかりつけの動物病院の有無
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