豚（養豚）・馬・小動物の専門情報誌のバックナンバーを掲載【マガジン】

【インフォベッツ】149号

＜特集＞難治性膀胱炎

犬における一般的な原因は細菌感染によるものが多い膀胱炎だが、尿路結石や腫瘍等が、感染と関連して発症する場合等、その原因は多岐にわたり、現時点では不明な点も多い。しかし、原因が異なる場合でもそれぞれほぼ同様の所見を呈するため、症状から原因を鑑別することは困難である。また、抗生物質や消炎剤等の一般的な膀胱炎治療により一時的な症状の改善が認められることが多いため、特殊な原因がある場合でも発見が遅れるケースも多いと思われる。

ここでは、犬の特集な膀胱炎についての総論から、近年、徐々に認識されるようになってきた好酸球性膀胱炎、犬のポリープ状慢性膀胱炎について、その病理と症例について紹介した。

• ▼犬の特殊な膀胱炎…甲斐勝行
• ▼好酸球性膀胱炎とポリープ状慢性膀胱炎の病理…酒井洋樹
• ▼犬のポリープ状慢性膀胱炎の2症例…甲斐勝行
• ▼犬の好酸球性膀胱炎における外科的治験例…赤木洋祐、真下忠久、山田昭彦、高島一昭、山根　剛、松本郁実、山根義久

連載

• ▼犬・猫の呼吸器科　第4回…岩永孝治
• ▼獣医外科学　整形外科の基礎と臨床 Vol.38…奥村正裕
• ▼泌尿器系疾患を新たな視点で 5…鯉江　洋
• ▼眼科臨床病理ケースレポート 3…菊池　優、印牧信行、中野康弘、南　毅生
• ▼麻酔/疼痛コントロール　RGU-VTH麻酔科 Case Report 25…山下和人
• ▼コミュニケーションツールとしての疾患統計・8…島村麻子
• ▼海外の小動物獣医師事情 from USA…秦　敦朗

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