豚(養豚)・馬・小動物の専門情報誌のバックナンバーを掲載【マガジン】
よりよい小動物医療環境の創成をめざす臨床情報誌【インフォベッツ】(infoVets)
よりよい小動物医療環境の創成をめざす臨床情報誌【インフォベッツ】をご紹介致します。

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2011.3.15 発行
【インフォベッツ】150号
<特集>消化管間質腫瘍(GIST)
消化管の粘膜下に発生する間葉系腫瘍の1つ「消化管間質腫瘍 Gastrointestinal stromal tumor;GIST」は、腸管の蠕動運動のペースメーカーであるカハール介在細胞を起源とする。獣医領域においては、犬とウマで発生が報告されており、1997年に初めて犬においてGISTの存在が明確にされた。現在では、犬における消化管間葉系腫瘍の再分類が進み、以前は平滑筋腫瘍や神経鞘腫と診断されていた腫瘍の多くが、GISTと診断されるようになり、獣医領域においてもGISTはより一般的な消化管腫瘍となりつつある。一方、その病態や治療法については、ヒトGISTと比較し、まだまだ十分な情報量であるとは言えない。本特集では、GISTの疫学、病態、診断、そして治療、予後についてヒトGISTとの比較や臨床報告を含め紹介する。
- ▼消化管間質腫瘍(GIST)とは…野口俊助、森 崇
- ▼消化管間質腫瘍(GIST)の病理学…宇根有美
- ▼Case Report 術前の内視鏡生検による診断が困難であった胃消化管間質腫瘍(胃GIST)の症例…柴橋彩美、森 崇
- ▼Case Report 犬の消化管間質細胞腫瘍(GIST)を摘出した2 症例…黒川晶平
- ▼Case Report 盲腸に発生し、穿孔した消化管間質腫瘍(GIST)…山田名美、森 崇
Clinical Report
- ▼猫のリンパ腫57例の発生傾向と予後…伊東輝夫、串間清隆、西 敦子、水永夕葉、藤本誠一郎、池田文子、椎 宏樹
連載
- ▼眼科臨床病理ケースレポート 4…松山香織、伊藤俊太、印牧信行、中野康弘、南 毅生
- ▼獣医外科学 整形外科の基礎と臨床 Vol.39…奥村正裕
- ▼麻酔/疼痛コントロール RGU-VTH麻酔科 Case Report 26…山下和人
- ▼犬・猫の呼吸器科 第5回…城下幸仁
- ▼泌尿器系疾患を新たな視点で 6…鯉江 洋
- ▼コミュニケーションツールとしての疾患統計・9…島村麻子
- ▼海外の小動物獣医師事情 from USA…秦 敦朗