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よりよい小動物医療環境の創成をめざす臨床情報誌【インフォベッツ】(infoVets)
よりよい小動物医療環境の創成をめざす臨床情報誌【インフォベッツ】をご紹介致します。

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2014.07.15 発行
【インフォベッツ】170号
<特集>炎症性腸疾患(IBD)最前線
ヒトおよび犬の双方において炎症性腸疾患(IBD)という病態は存在し、同一の疾患名が用いられているために混乱を生じているが、その病態については異なる部分も少なくない。本特集では、犬とヒトのIBDの定義について振り返るとともに、現在まで明らかになっている犬のIBDの病態について概説する。さらに、消化管粘膜免疫における腸内細菌叢の役割として、近年の次世代ハードウェアを利用した統合オミクスによる腸内細菌叢機能の分子レベルでの理解に向けた取り組みや、犬のIBD症例に触れながらの診断アプローチにおける解説、また、IBDと大細胞性および小細胞性消化器型リンパ腫の鑑別方法、犬・猫のIBDに対する治療、犬よりも情報に乏しい猫のIBD症例について犬との対比を含めた診断・治療を収載した。
- ▼犬の炎症性腸疾患(IBD)の病態…大田 寛
- ▼消化管粘膜免疫における腸内細菌叢の役割…福田真嗣
- ▼炎症性腸疾患(IBD)に対する診断アプローチ…大森啓太郎
- ▼炎症性腸疾患(IBD)と消化器型リンパ種の鑑別…福島建次郎
- ▼炎症性腸疾患(IBD)をどう治療するか…川野浩志
- ▼猫の炎症性腸疾患(IBD)…金本英之
<新連載>
- ▼時代とともに進化するオープン医療・1
米国のカルテ…西山ゆう子
<CaseReport>
- ▼メロキシカムの薬用量を段階的に漸減し慢性疼痛管理を実施している犬・猫の2症例…岡添紀子
<Clinical Report>
- ▼胆泥症の犬に対し、栄養的介入を行い改善が認められた犬の1例…奈良なぎさ
<連載>
- ▼犬・猫の腎泌尿器疾患 第10回
「猫の尿道狭窄の救世主」…桑原康人 - ▼大学病院症例から学ぶ、困ったときの免疫抑制療法
レフルノミドで治療を行った好中球減少症の猫の1例…神山裕司、久末正晴 - ▼犬・猫の呼吸器科 第23回
上気道閉塞性疾患⑲ 咽頭気道閉塞症候群5 症例…城下幸仁 - ▼麻酔/疼痛コントロール RGU-VTH 麻酔科Case Report 46
局所ブロックを用いた麻酔管理⑤
左第4指基節骨からの断指術にリングブロックを実施した犬における麻酔管理の1例…山下和人 - ▼海外の小動物獣医師事情 from USA
犬糸状虫の成虫駆除薬剤の使用法…秦 敦朗