豚(養豚)・馬・小動物の専門情報誌のバックナンバーを掲載【マガジン】
よりよい小動物医療環境の創成をめざす臨床情報誌【インフォベッツ】(infoVets)
よりよい小動物医療環境の創成をめざす臨床情報誌【インフォベッツ】をご紹介致します。
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【インフォベッツ】175号
<動画>
『infovets』掲載記事「ペットのQOLを上げるために~リハビリを理解しよう:獣医療におけるリハビリテーション」のうち、運動療法について解説した動画です。近年、獣医療のなかでもリハビリテーションの重要性が注目され始め、飼い主からの要望も日々高まりつつあります。記事では、運動療法で得られる有益性や基本技術を詳細に説明するとともに、それぞれの意義や効果、注意点などを解説しています。詳細は『infovets』175号、58~61ページをご覧ください。
■動画1 関節可動域運動と伸張運動
肩関節を屈曲させた後に、肘関節を伸展させることで上腕二頭筋が伸張する。次に肩関節を伸展させた後に、肘関節を屈曲させると上腕三頭筋が伸張する。ゆっくりと行うことと、体が移動しないようにすることが重要
■動画2 起立訓練
等尺性収縮による体幹筋のトレーニング
■動画3 スクワット
等張性収縮の効果を高めるためにゆっくりと行う。立ち上がった後に歩き出さずに、その場で止まることで効果が得られる
■動画4 水中トレッドミル(肩水位)
水をかき分けて進むため筋力が必要になる
■動画5 水中トレッドミル(手根関節に近い水位)
水位が下がると障害物をまたぐように歩く
<特集>猫の動脈血栓塞栓症
猫の動脈血栓塞栓症(ATE)は、遠隔地で生じた血栓が血流に乗り、突如動脈の塞栓を引き起こすことによって起こる致死率の高い疾患であるが、その死亡原因は合併症によることが多い。とくに心筋症の合併症として非常に重要であり、肥大型心筋症の猫の33~50%がATEを合併するといわれ、臨床の現場でも比較的よく遭遇する病態である。合併症の正確な判断と迅速な対処が、生存率を高めるためには非常に重要である。本特集では、ATEの具体的な病態や診断方法に加えて、合併症の観点からも具体的な症例を交えて解説している。また、ATEは予後が悪い病態であることから、臨床的に重要である予防についても考察した。
- ▼猫の動脈血栓塞栓症̶−その病態・診断、そして予防…高野裕史、上地正実
- ▼動脈血栓塞栓症の合併症に対する治療を症例とともに考える…高野裕史、上地正実
- ▼低分子ヘパリンを用いた治療を考える…髙島一昭
- ▼『左心房拡大が明らかではなかったが、動脈血栓塞栓症を発症し血栓溶解療法を行った症例』から治療を考える…深井有美子、岩永孝治
- ▼猫の血栓症の予防を考える…藤井洋子
<Study>
- ▼犬アトピー性皮膚炎におけるペニシリウムおよびハウスダストマイトによる急速舌下減感作療法(SLIT)を実施した2例…藤村正人
- ▼サルモネラ菌による菌血症にバべシア症および犬ヘモプラズマ感染の3重感染が認められた柴犬の1例…渡辺 征
- ▼ビデオオトスコープを用いた犬の外耳炎治療…臼井玲子
<interview>
- ▼ワクチネーションを見直そう WSAVAワクチネーションガイドラインが目指すもの…辻本 元
<新連載>
- ▼臨床徴候から神経学的検査へ
[第1回]前脳疾患…金園晨一 - ▼アレルギーを制することが、皮膚病コントロールへの道である
[第1回]臨床家が知っておくべき膿皮症のちょっとしたヒント…川野浩志 - ▼ペットのQOLを上げるために ~リハビリを理解しよう
[第1回]整形外科学的疾患や神経学的疾患にリハビリテーションを取り入れるために…高橋文孝
[第1回]獣医療におけるリハビリテーション…長坂佳世 - ▼僧帽弁閉鎖不全症を学び直す−しっかり診断、適切な治療へ−
[第1回]僧帽弁閉鎖不全症の病態生理と診断(前編)…高野裕史、上地正実 - ▼Emergency CASE CONFERENCE夜間救急の現場から̶まず患者を救うために
[第1回]急性腹症に対する救急アプローチ…中村篤史