豚(養豚)・馬・小動物の専門情報誌のバックナンバーを掲載【マガジン】
よりよい小動物医療環境の創成をめざす臨床情報誌【インフォベッツ】(infoVets)
よりよい小動物医療環境の創成をめざす臨床情報誌【インフォベッツ】をご紹介致します。
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【インフォベッツ】184号
<動画リンク>
『infovets』連載記事、中村篤史先生の「Emergency CASE CONFERENCE 夜間救急の現場から―まず患者を救うために:Vol.10 アナフィラキシー・ショック症例が来院したら」より、アナフィラキシー・ショックに関する超音波検査、輸液処置後の症例、胆嚢壁にみられる浮腫の動画です。アナフィラキシーとは、さまざまな抗原(昆虫、寄生虫、食物、ワクチン、薬剤)による急性の全身性かつ致死的なアレルギー反応です。一般的に突発性の発症であり、数分~数時間以内に進行性に悪化するもので、曝露されてから臨床症状の発症時間の速さと重症度には相関関係があると言われており、また発症が急激であればあるほど臨床症状も重症となるとされています。
記事では、アナフィラキシー・ショックが疑われる症例への検査、診断、治療のポイントについて、救急治療の現場の視点で解説しています。詳しくは、『infovets』184号、43~51ページをご覧ください。
動画タイトルをクリックすると、Youtubeへジャンプします。
■動画1 左心室内腔の狭小化を認めた
■動画2 胆嚢壁の浮腫および微量腹水を認める
■動画3 超音波検査所見
輸液後、左心室内腔の拡張が認められる
■動画4 輸液処置後、活動性の顕著な改善が認められた
■動画5 胆嚢壁の浮腫(ハロー所見)
ハロー(Halo)とは光輪という意味である
<特集>治そう! 短頭種気道症候群
短頭種気道症候群は、複数の病変が絡み合い上部気道閉塞という1つの病態をつくりあげます。明確な病名として、外鼻腔狭窄、軟口蓋過長症、喉頭室外反、喉頭虚脱、気管低形成、気管虚脱などがあげられますが、それ以外にも鼻甲介や鼻咽頭部の狭窄、咽頭部における余剰な粘膜組織、巨舌症など複数の解剖学的な狭窄が関与しています。進行性の疾患であり、早期発見、早期治療が生活の質の改善、さらには致死的な障害を予防することにつながります。今号では、短頭種気道症候群について、解剖学的な特徴、内科的治療、麻酔、外科的対応についてご執筆いただきました。
- ▼短頭種犬の解剖学的特徴~だから上部気道が閉塞される…大石元治
- ▼短頭種気道症候群の診断および内科的治療…藤原亜紀
- ▼短頭種犬への麻酔…手島健次
- ▼短頭種気道症候群の外科的治療…米澤 覚
<連載>
- ▼抗菌薬選択のストラテジー~臨床現場での抗菌薬の選択法・治療の実際~
[第3回]意識すると見つかる真菌感染症-3大真菌症(臨床例を中心に)-…村田佳輝 - ▼麻酔を論理的に組み立てよう
[第4回]麻酔中の基本的な循環モニタリングと循環管理…長濱正太郎 - ▼外科医が語る、これだけは知っておきたい解剖学
[第4回]腹腔の構造:血管も膜の中…藤田 淳 - ▼Emergency CASE CONFERENCE 夜間救急の現場から―まず患者を救うために
[第10回]アナフィラキシー・ショック症例が来院したら…中村篤史