豚(養豚)・馬・小動物の専門情報誌のバックナンバーを掲載【マガジン】
よりよい小動物医療環境の創成をめざす臨床情報誌【インフォベッツ】(infoVets)
よりよい小動物医療環境の創成をめざす臨床情報誌【インフォベッツ】をご紹介致します。
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【インフォベッツ】191号
<特集>膝蓋骨脱臼に取り組む
膝蓋骨脱臼は若齢の小型犬を中心に診療機会の多い疾患ですが、治療指針に一定の見解がなく治療方針の決定に苦慮されるケースも多いのではないでしょうか。 本特集は、①疫学、解剖学、病態生理などの膝蓋骨脱臼の基礎的な知識から、それを踏まえた診断の手順について、②治療法をいかに選択するかについて、③診療機会の多い膝蓋骨内方脱臼の外科治療の手技、④リハビリテーションの意義と実践の4項について、それぞれ専門の先生方にご執筆いただきました。膝蓋骨脱臼治療に必要な情報を網羅した、実践的な内容となっています。
- ▼膝蓋骨脱臼とは〜定義と疫学、そして診断…安川慎二
- ▼膝蓋骨脱臼の治療法の選択…枝村一弥
- ▼膝蓋骨内方脱臼の外科治療…片山泰章
- ▼膝蓋骨脱臼のリハビリテーションと日常管理…長坂佳世
- ▼1次診療施設において、担がん動物をどこまで、どう扱うか
[第5回]腫瘍診療の流れ⑤症例紹介(前編)…佐々木 悠 - ▼犬と猫の糖尿病・診断から治療まで
[第4回]継続した血糖コントロールのための飼い主教育~糖尿病治療は飼い主と獣医師の連係プレーが成功の鍵…長谷川 承 - ▼検査結果を読み解こう~診断そして治療へ
[第6回]乳腺マスを突いたはずなのにどうしてこんなものが!?…島田優一 - ▼犬統計
[vol.6]膝蓋骨脱臼…兵藤未來
動画掲載/膝蓋骨脱臼のリハビリテーションと日常管理
infovets特集、長坂佳世先生ご執筆の「膝蓋骨脱臼のリハビリテーションと日常管理」に掲載している膝蓋骨脱臼整復後の「関節可動域運動(矯正的手技、予防的手技)」と、「跛行を呈している膝蓋骨脱臼整復および大腿骨短縮術後2カ月(動画a)」、「右側膝蓋骨内方脱臼整復および脛骨粗面転移術後1カ月(動画b)」の症例の歩行の動画です。
本誌では、膝蓋骨脱臼のリハビリテーションについて、外科的な整復後を中心にその目的と手技、日常的な管理について解説しています。
動画タイトルをクリックすると、Youtubeへジャンプします。
■動画1 前肢の関節可動域運動(矯正的手技)
前肢への負重率が上がると、前肢を外尾側に移動させ歩行するようになる。結果、肩関節周囲の筋のアンバランスが生じるため、ストレッチをかけ、ケアをする必要がある
■動画2 関節可動域運動(予防的手技)
現状で確保できている関節可動域を維持するための手技。趾端ではなく、膝関節に近い脛骨を保持するのが正しい
■動画a 両側膝蓋骨外方脱臼整復および大腿骨短縮術後2カ月
右後肢の股関節の伸展域が小さく、負重時間も短い。触診の結果、関節可動域には支障がないが、右側の筋肉量の低下が認められ、負重に対する耐久力の低下が今回の跛行の原因と考えられた
■動画b 右側膝蓋骨内方脱臼整復後1カ月
動画1の症例と比較して、患肢への負重時間、股関節の伸展域の違いがよくわかる