PIG EXPRESS 3月4週号 Vol.625 3月22日(火)
飼料輸送車に『緊急通行車両確認標章』交付
~JPPAの要請受け迅速な対応~
東北道は一関以北の規制解除で幹線復活
~福島、山形、花巻空港は24時間運用で対応~
ガソリンなど石油製品の需給緩和に向かうか
~首都圏の製油所操業再開、西日本フル稼働~
米国の養豚獣医師が震災に対し激励の文書
~大竹氏通じディー博士、スプロンク博士相次ぎ~
東日本大震災の被害については、連日、海外においてもメディアで大きく取り上げられている。被災した日本国民、養豚関係者に対するお見舞い、激励のメッセージが、米国の著名な獣医師であるスコット・ディー博士(ミネソタ大学教授、豚病撲滅センター(SDEC)長)、ゴードン・スプロンク博士(パイプストーン・システム/パイプストーン獣医クリニック執行役員代表)の両氏から、大竹聡氏を通じて寄せられている。大竹氏の翻訳により、以下に紹介する。
◆スコット・ディー博士からのメッセージ
このたびの未曾有の大震災で被災された日本のすべての皆様に、まずは哀悼の意を表します。とくに、我々ミネソタ大学豚病撲滅センター(SDEC)と所縁のある日本の仲間の皆様におかれましては、ご本人およびご家族のご無事を切に願います。
日本は、私個人的にも常に心のなかにある、とても特別な国です。その日本が不運にも今回のような悲劇に見舞われてしまったことは、私自身にとっても、このうえない悲しみです。
どうか、この私の気持ちを、我々SDECの仲間である日本の皆さん全員へ伝えてください。私だけでなく、ミネソタ大学のすべての人間が、皆さんのご無事と今後将来の一刻も早い復興を、心の底より願っています。◆ゴードン・スプロンク博士からのメッセージ
このたび起きた震災と、その結果として引き起こされている津波や原子力発電所事故、さらに燃料不足という脅威にさらされている私たちの日本の仲間たちに対し、我々パイプストーンの全員より、心の底からの哀悼と激励の意を表します。どうか、この私たちの気持ちを、日本の仲間たちに伝えて下さい。
私たち自身も、ここアメリカで連日連夜のように流れるこの未曾有の日本震災のニュースを見るたびに、とても心を痛めています。1つひとつの事故自体、既に大変な損害であるにも関わらず、それらの事故が同時に起きているわけですから、今日本が経験している大惨事のほどは、我々の想像をはるかに絶します。私たちの日本の仲間たちが、この厳しい日々を何とか乗り越えてくれることを、心より祈っています。近い将来、必ずや皆さんにとって良き日が来ることを、信じて疑いません。
私たちの日本の仲間たち、その家族の皆さん、そして日本養豚業界は、いつでも私たちの心と共にいることを、どうか忘れないで下さい。
もしも私たちが皆さんのお役に立てることがあれば、どうぞ遠慮なく私たちに教えてください。
最大なる敬意と親愛を込めて。
飼料不足で家畜の延命飼養など農水省通知
~震災で断たれた家畜のライフライン回復まで~
2月の月間価格は東京497円、大阪517円
~対前月、対前年で両市場とも大幅の上昇~