PIG EXPRESS 5月2週号 Vol.653 5月10日(木)
PRRSの地域撲滅目指す活動が始動
~大竹氏中心に産官学の第1回ミーティング~
国内で、地域ぐるみでPRRSの撲滅を目指す取り組みが本格的に始動した。米国ミネソタ大学で長年にわたりPRRS研究に携わってきた大竹聡氏を中心とする“PRRS撲滅推進チームJAPAN(P-JET:PRRS-Japan Elimination Team)”が4月22日、産学の獣医師で構成するチームメンバーと、そのサポートの下で地域ぐるみのPRRS撲滅に向けた活動を開始した生産者らとの、初めての合同会議を東京都内で開催。各地の取組状況を報告し合い、関係者間で意志と課題の共有を図った。
PRRS撲滅なくして養豚は続けられない!
~道のりは長くても、その過程で得られる利益信じ~
消費者の過半数は高くても国産を買う
~3割以上高くても国産豚肉を買う人…13.6%~
日本政策金融公庫はこのほど、2012年1月に実施した『消費者動向調査』の結果概要を公表した。国産食品の「安全である」というイメージに低下傾向が見られるものの、豚肉については、輸入品に対して「3割高を超える価格でも国産品を選ぶ」と答えた人が13.6%いるなど、一定の価格許容度をもっていることが分かった。
「しない」と答えた回答者(対象者411人)に、購入しない理由を聞いた設問に対しては、①価格が高い…0.5%、②おいしくない…13.1%、③品質が悪い…6.6%、④見た目が悪い…0.5%、⑤安全性の問題がある…41.4%、⑥高級感がない…1.2%、⑦健康に良くない…3.9%、⑧購入する機会がない…6.6%、⑨積極的な理由はない…23.6%、と回答している。