PIG EXPRESS 6月4週号② Vol.658 6月21日(木)
初めて「地域主義」適用しブラジル豚肉解禁へ
~“ワクチン非接種口蹄疫清浄地域”の南部1州~
農水省は6月12日、食料・農業・農村政策審議会の第17回家畜衛生部会を開催した。郡司彰農水大臣から「ブラジル・サンタカタリーナ州について口蹄疫の地域主義(清浄性が確認された地域からの輸入を認める措置)を適用し、同州から生鮮豚肉を輸入すること」について諮問を受け、審議を開始。認めることになれば、日本が初めて“地域主義”を受け入れ、OIEが口蹄疫の“清浄国”と認めていない国からの豚肉輸入を解禁することになる。貿易の自由化が進展するなかで“防疫”は唯一、公然と認められる輸入障壁だ。相手が低コスト生産国であるだけに解禁への動きを警戒する声もある。
ブラジルの豚肉解禁は牛豚小委で実質審議
~周辺ワクチン接種州の豚肉の混入防止策が鍵~
豚コレラの「防疫指針」改正も合わせて諮問
~今日21日から牛豚等疾病小委の審議始まる~
4月はフローズン中心に豚肉輸入量激減
~関税局長通達による輸入審査の厳格化効く~