<特集>と畜場の検査データを生産現場に活かす!
と畜された豚はすべて食肉衛生検査所による検査を受ける。それらの疾病データを経営に活かすことで、全廃棄・部分廃棄になる豚を減らすことのみならず、生産現場での疾病コントロールに役立てることができる。
しかし、と畜場の検査データの生産現場へのフィードバックが確実に行われているか? 現時点では全国的に万全とは言い切れない。と畜場の管轄の障壁はあるにしても、検査結果を生産現場にフィードバックすることは、生産現場から食肉の安全を確保することにもつながる。
まずは生産者自身がと畜場での検査データに関心をもち、「検査結果を生産現場に活かし、全廃棄・部分廃棄を減らすことはもちろん、農場の疾病コントロールに役立てていく」という意識をもつことが必要である。全国のと畜場データフィードバックの優良事例を紹介する。