<特集>てんかんを治療する
近年、獣医療において使用可能な抗てんかん薬が増加し、最適な治療法を症例ごとに考え、選択できるようになりました。しかし、逆に言えば、それぞれの薬剤の特徴などを理解したうえで複数の薬剤を使いこなす必要が生じたともいえます。
そうした現状を踏まえて、今回の特集では、まず抗てんかん薬の基本的な維持療法における使用方法を齋藤弥代子先生に、また薬理については折戸謙介先生に解説していただきました。そのうえで、抗てんかん薬のファーストラインであるゾニサミドについて渡辺直之先生に、レベチラセタムの使い方を森健志先生と齋藤弥代子先生に、また新しい抗てんかん薬として期待されるイメピトインについてThomas Flegel先生の論文を齋藤弥代子先生に監訳いただきました。てんかん治療の薬剤選択についての最新情報を紹介しています。